シンガポールには「日本人会」があります。以下、日本人会からのスクショです。その日本人会には図書室があります。
シンガポール日本人学校に子供を在籍させるためには、この日本人会に入会する必要があり、入会しているおかげで図書室を利用することができます。
私は時々「活字不足による禁断症状」が時々起きる体質なので(ただただ「無性に本が読みたくなるという時が時々来るって話です)ホントこの図書室はとても嬉しい存在!本って場所とるし重いし、今回の引っ越しでもかなり厳選してもってきた訳ですが、日本人会図書室では「1世帯につき、大人図書室と子ども図書室の本を合わせて20冊まで」「1回の貸出し期間は2週間」という、嬉しいシステム。他にも延長や予約なども可能です。
そんな素晴らしい図書室で借りて読んだ本をご紹介していこうと思います。
ご紹介する記念すべき1冊目は「夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神」水野敬也 (日本人会図書室図書検索結果)
「どうして1から紹介しないんだよ!」というツッコミは…すいません。先に1を読んだんですけど、2の方が私はお気に入りなので、先に紹介させていただく、という理由です。
とにかく名言が満載のこの本。上のスクショ「内容紹介」にもありますが「笑って泣けてタメになる自己改革小説」の通り、私は笑いまくって泣きまくりました。とにかく泣きました。私が衝撃を受けたお気に入りのフレーズをいくつか紹介させていただきます。
『いい人』というのは、他人を喜ばせるのではなく、他人から嫌われたくないという気持ちから自分の欲求を抑えつけてしまう人です。でも、そういう人が何かを手に入れることはありません。なぜならー自分の欲求を抑え続けることで、どんどん『やる気』を失ってしまうからです
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神 水野敬也
これは貧乏神の「金無幸子(幸ちゃん)」のセリフです。下もなんですけどね。
目の前の誘惑を我慢できない人は「楽しみはあとに取っておいた方がより大きくなる」という経験をしたことがないのでしょう。たとえばーお金を使わずに貯金できる人は我慢強い人というよりはむしろ、通帳にお金が貯まっているのを見たり、そのお金で買えるものを想像する楽しさを知っている人なんだと思います。結局、人は楽しいことしか続けることができませんから。
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神 水野敬也
『ドリーム貧乏(略してドリ貧)』『ガネーシャ貧乏(略してガネ貧)』『お駄賃貧乏』
夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神 水野敬也
この3つのワードもすごくわかりやすかったー!私は3つ目の「お駄賃貧乏」って考え方は今まで考えたことがなかったので、深い…これは深い…と思いました。
余談。この本の存在を知ったのはコチラ↓YouTube大学で中田さんが解説されていたことがキッカケ。ホントこの解説は面白かったです。キッカケをありがとう!中田さん!と、ここで改めてお礼を申し上げたい。この動画で大体わかったからな…正直思ってましたけど、実際に読んでみると、そりゃ自分なりの解釈とかツボってのがあって、新しい世界が広がりました。
お金…才能…夢…私は専業主婦になって、すっかり収入を得るという立場からは遠ざかってしまったのですが、いつか日本に本帰国したときにはまた仕事がしたいな、と漠然と考えています。そんなとき、この中での「お駄賃貧乏」にならないようにしながら仕事をしたいな、と思いました。
小難しい小説ではなく、主人公とガネーシャ(を含む神)との対話形式の多い文体です。子供にも、おススメしたい。夢ができた時、憧れができたとき、是非とも読んで欲しい本です。