困ったことは言語化!これがうまく行けば、次にすべき行動が見えてくる?!『言葉にすれば「悩み」は消える 言語化の魔力』樺沢紫苑【日本人会図書室で借りて読んだ本】

日本人会図書室で借りて読んだ本

日本人会図書室でも新作として扱われており、精神科医の樺沢先生(公式ブログYouTubeチャンネル)の本。YouTubeチャンネルも定期的に見ていて、気になってた本なんです。

悩みってのは大きさ様々。なーーーんで朝気持ちよく起きられないんだろか、なーーーんで痩せないんだろか、なーーーんで子供がスマホばかり弄ってるんだろか…いつでも何かしらでつきまといますよね。(今の私には小さな悩みしかないらしいです)

でも、まず樺沢先生はこう言ってます。

◎メリット1 悩みは「人生のスパイス」

陸上競技に「ハードル走」があります。ハードルがなければ、あの競技の面白さはなくなりますし、そもそも成立しませんね。

生まれてから死ぬまでの間に、一度も悩まない人生などありません。そんな人生は、実に味気ないものです。人生においても、ハードルは必ず現れます。

重要なのはハードルの前で立ち止まらないこと。もしくは、ハードルでコケてケガをしないこと。

では、どうやってそのハードルをうまく飛び越えていくか。特にこれはすぐに実践したいなぁと思ったのは

「それはそれとして」は、様々な場面で、自らの感情や思考を「切り替える」言葉としてつかえます。

ネガティブな過去の記憶が蘇ってきた時には、「それはそれとして」のあとに、「今できることは?」と続けて言ってみてください。

脳は「過去の出来事」「過去の体験」に執着しています。「過去」にフォーカスしているのの注意を「今」「現在」に持ってくる。つまり、「今にチューニングする」ことが重要ですから、「今できることは?」と続けるのです。

「それはそれとして、過去は変えられない。今できることをやろう!」

「それはそれとして」は仏教研究家の鈴木大拙さんがよく用いた言葉、とのことですが、確かに心の切替をするにはぴったりな気がします。それはそれで確かに!で、それは置いといて…次!とスムーズに行けたら気持ちがいいでしょうね。で、先にあるページに

過去を忘れる方法「これにて一件落着」

過去のネガティブな記憶を消したい、という悩みは非常に多いです。・・・

その(ネガティブな)体験を「一件落着」させてください。…「人は、目標が完了していないタスクの方を、完了したタスクよりもよく覚えている傾向にある」

つまり、「一件落着した出来事は忘れやすい。継続案件は忘れない」。

それはそれとして、まず真正面から問題と向かい合って、それから今できることやって一件落着させてしまえば、さっぱり!ってことですかね。またそれでダメでも、それをまたそれはそれとして次に行けばいい訳で。その繰り返しなのかもしれませんね。

巨大な石はコントロール不可能な課題。

小さな石はコントロール可能な課題。

まずは、変えられる部分、自分ができることからやっていく。小さな石は簡単に取り除けるのですから、そこから始めればいいのです。

あなたの庭の景観を損なう原因の50%が「巨大な石」、残りの50%が「小さな石」だとすると、「巨大な石」に注目する人は、何時間たっても状況は改善しません。しかし、「小さな石」に注目する人は、たった1時間で50%も状況を改善させ、がらりと景観を良くすることができるのです。

中学、高校の試験で言えば、「できる問題から解いていく」ということです。しかし成績の悪い人ほど、最初から順番に解こうとします。2問目の難しい問題で時間がなくなり、最後の5問目はまったく手つかずのまま試験時間が終了してしまう。「できる課題から解いていく」を実践していれば、そんな失敗はしないはずです。

あなたの直面する「問題」「悩み」に関連して、今できることは必ずあります。

これ、マジ納得!やれることを、やれる範囲内で行い、それが積み重なっていけば、大きな成果も夢じゃない!小さな積み重ねって本当に大事だな、と思います。小さな成功だとしても、積み重なって…そして、できることが増えていけば、大きな成功も待ち構えてるかもしれない。こんなことしかできないって落ち込むより、できる小さなことを探して「たくさん行動」できる方がいいなと思えて勇気をもらえた気がします。問題や悩みが大きくなる前に、小さいうちに解決できた方が時間も手間もかからないかもしれないし。

もう私は40過ぎたけど、これから立ち向かう年相応の問題や悩みも出てくるだろうし、いつでも小さな行動を積み重ねられる人生にしたいなぁと思いました。この本を完璧主義(ちょっと拗らせ気味)の娘に読ませたいところですが、今はスマホの中の楽しいことに夢中な娘には難しいだろうか…本には図解もたくさんあるし、すっごく難しいことが書いてあるわけじゃないけど…なんせ300ページを超える分厚い本だから、それだけで娘には避けられちゃうかな。樺沢先生のYouTubeチャンネルにこの本の内容について詳しく解説している動画もあるので、そのリンクを娘に送ってみようかな。ご興味ありましたら、みなさまもコチラ↓どうぞ。

あぁ、でもまずは娘が悩んだり困ったりした時に私や友達、先生等に相談できる(言語化して伝える)っていうことが大切かな。その相談しやすい環境を私たち親が作っていくことが大切なのかも…「この悩みのせいで人生がダメになってしまう!」ってことではなく、その悩みや問題を上手に少しずつでも解消、そして解決していける能力を伸ばしていくことが、イコール成長なんだなって感じてもらえるように私も言葉の使い方を気を付けようと思います。

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