夢をかなえるゾウ3ブラックガネーシャの教え*水野敬也【日本人会図書室で借りた本をご紹介】

日本人会図書室で借りて読んだ本

日本人会図書室に関しては、コチラの記事をどうぞー。

さて、夢をかなえるゾウ2「ガネーシャと貧乏神」に引き続き、夢をかなえるゾウ3は「ブラックガネーシャの教え」です。表紙は文響社さんからのスクショでコチラ。

スクショですので、amazon等個別のリンク先には行けません、すいません。画像をクリックかコチラクリックでどうぞ。

今回も大号泣の1冊。こんなに泣くぅ?って自分でもびっくりするほど何度も泣きました。最後のシーンはテーブルに涙の小さな水たまりができました。できましたよ!とにかく最後のシーンで大号泣ですよ!

3作ともガネーシャとお別れした後の主人公のエピソードが描かれている(ような気がする…自信がなくなってきた)のですが、そのエピソードが今回のは特に最高でした!

で、今回ご紹介したいフレーズはコチラ。

どうしてなんだろう。

あんなにつらい思いをしたのに、どうしてまた私は頑張ろうとしているんだろう。

その理由はきっとー「知って」しまったからだ。

ガネーシャの課題を必死にこなしていくうちに、今まで自分にできなかったことができるようになったり、勇気を出して行動することに達成感を覚えたり…頑張ることをしなければ、決して味わうことのできなかった喜びを知ってしまった。

夢をかなえるゾウ3ブラックガネーシャの教え*水野 敬也

頑張って結果がでるって幸せなことですよね。そういう積み重ねが自己肯定感を高めるってことなのかなぁ。

でも、頑張ったら結果が出ると信じて頑張るけど、思ったような結果が出ないのは本当につらい。『自分の考える成功』にたどり着けなかったときの悲しさや虚しさって、すごくダメージが大きい。なんて言うか、頑張ったら結果が出せると「知って」、どんなに頑張っても結果が出せないことも「知って」…人生ってそういう繰り返しなのかなぁって改めて思います。

多くの人は(私を含めて)、目の前に苦しいことがあると、ついそれを避けようとしてしまう。すると、その向こうにある喜びも遠ざけることになってしまう。

だからガネーシャは、私を苦しめようとしていたのではなく、その向こうにある喜びを経験して欲しくて、あえて大変な課題を出していたのだ。

夢をかなえるゾウ3ブラックガネーシャの教え*水野 敬也

私も「課題」や「宿題」でなければ、してこなかった苦労や努力があったんじゃないかな、とか…あの時ちょっとだけでも頑張ることができていれば、その向こうにある喜びを経験できたのかもしれないのかなって、情けないけど反省すること多々。ついつい後回しにしてしまって、そのとき感じられるはずの達成感とか充実感、喜びを感じられなかったことも多かったかな、と。やっぱり、避けるのは簡単だもんな。

「でも、失敗するんはしんどいねんな。せやからほとんどの人間が、夢を追うのを途中でやめてまう」

夢をかなえるゾウ3ブラックガネーシャの教え*水野 敬也

私は夢を追うのをやめないで「教員になる」って夢を叶えました。でも、今はどうだろうかって思います。大変だった、とにかく大変だったけど、とんでもないやりがいを感じていた教員って仕事を辞めて、子供を連れてシンガポールに来ました。本当に私がしたいことはできているだろうか…シンガポールに来たこと自体は私が望んだことなんだけど。今、ここシンガポールで本当に私のしたいことができているのか、なんか妙に考えてしまいました。

自分は仕事を辞めたことで稼ぐことのできない身になって、そこにコンプレックスとか物足りなさというか、はっきり言えば劣等感を感じているんだなって日々思うのは事実。夫は私が早起きして子供らの弁当を作っていることを含む日々の家事、これに関していつも「ありがとう、大変だよね」ってねぎらってくれます。朝晩の台所の片付けだって、私が頼んだ訳でもなく、毎日してくれる。この前の旅行では「私だけの時間」をプレゼントしてくれて。だから、今は夫が稼いでくれたお金を上手に使ったり、守ったり、増やしたりできるように日々努力、勉強はしてる。でも、私本人が稼げないってことにすごく情けなさっていうか寂しさって言うか…専業主婦には家族の生活、健康を守るって大事な仕事を任されているのだけど、そこに「お金(お給料?)」という対価がないことに、私は執着してるのかな、と思って、それも悔しいというか、情けないというか、悲しいというか。

だからこそ、この「専業主婦」という仕事を、家族が喜んでくれるように!って日々思うんだけど…だけど…って、どこか煮え切らない自分の腹もたってきて。そんな中で出会った「夢をかなえるゾウ」だったから、どこか『自分の人生を変えたい』っていう思いは同じようにあるのかもしれないなって思います。

とは言え「足るを知る」と言う意味では、今のこの生活をとても幸せに思います。あれも欲しい、これもしたい…煩悩まみれの私は「私は煩悩の塊なのだ」と自覚した上で、私のやりたいことを叶えていく人生を送りたいなと思います。今、このシンガポールでできる、私らしくできる「仕事」を見つけたいと改めて考えさせられた1冊でした。おススメです!

改めて調べてみたら、「4 ガネーシャと死神」「0(ゼロ)」も出ているようで。早く日本人会図書室にも入らないかなー。リクエスト、してみようかな。

いいですね、ホント本っていいですね。新しい世界や知識、考え方が広がる時間。読書、とても幸せな時間です♡

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