タイトルが衝撃的過ぎて思わず借りました!「スマホで失明」は大袈裟ではなさそう…『スマホ失明』河本晃司【日本人会図書室で借りて読んだ本】

シンガポール

とにかく、怖い。このままではマズい…これが、読み終えてまず思ったこと。自分もそうだけど、何より娘。

私がスマホを持ち始めたのは2018年。今から5年前くらいですね。

そして、現在中1の娘には昨年(小学校6年生のタイミングですね)から「娘の」スマホを持たせました。とは言え、使用料を払うのは親なので「実質の所有権は親なのだ」ということは、最初に話しました。

ちなみに、どうして我が家ではこの6年生のタイミングだったかと言うと、夫の海外勤務がキッカケで。2022年4月、シンガポールに帯同しました。特に娘は小学校6年生という難しい時期に転校させるし、日本の友達と連絡が取りたいだろうと。

シンガポールでは日本人学校があり(小学部は2校、中学部は1校)、そのどちらかに転入することは決定していました。ですが、きっと学校にはスクールバスで通うことになるだろうし、日本の公立学校のように「すぐ近くの公園に集合ね」なんてことが簡単にできないだろうと予想ができていました。スマホを持たせることで「誰かと繋がることのできる安心感」ができるのではないかと考えたのです。

ただ、誰かと繋がるための道具としてのメリットも重要でしたが、デメリットがあることは承知の上。そこでスマホを持たせた時、我が家ではスマホのルールとして【①自分の部屋でのスマホ時間は午前中30分、午後30分、それ以外はリビングで。②スマホタイムは20:30まで、それ以降はリビングの棚に置く。③友達と電話をする場合、夜は21:00までOK(弟が寝る関係で)④ダウンロードしたいアプリは親と相談してから。】と設定しました。(その後、娘との交渉で中1の時点で②については「夜21:30まで」に延長しています)

娘は器用な方で、絵をかいたり、レジンでキーホルダーを作ったり、よくモノづくりをする子でして。その娘がスマホを持った途端、そのモノづくりの時間が一気になくなりました…特に予定がない日は、ほぼリビングの足を伸ばせるソファーに座りながらスマホとにらめっこ。

そういう娘の生活を見ていた中での「スマホ失明」という本との出会い。このままでは明らかに、娘の目は危ない。「学校の眼科健診でA判定だった!」と言われても、このままの生活では危ない。とにかく危機感が募りました。

しかも、この本の「はじめに」のページ、黒のバックに白抜きの文字…この最初の数ページで正直怖くなりました。その後に続く『ある高校生に起こった悲劇』は特に衝撃的。我が子をこんな風にさせてはならない、そう強く思いました。

では、私は、と言いますと…こんなルールで徹底しております。

①ベッドルームで寝転んでスマホは見ない(ベッドは寝るだけの場所と決める)②寝る前1.5時間前からはスマホを見ない(22:00には寝るので20:30頃からはメールが届いても基本見ない)③YouTubeは基本的に家事の際にBluetoothのイヤホンをしてラジオ感覚で(見ると言うより聞く)④スマホを見る時は、下を向くような姿勢にならないように気を付ける(ストレートネック怖い)

というのもコレらを読んだからです。

「スマホ失明」を読んだことで、尚更、もっともっとスクリーンタイム(特にスマホ)を減らす必要があるな、と思いました。ただ、そうは言っても、こうしてブログも書きますし、Instagram更新も楽しい…なかなか難しいこと。

だからこそ、まずは長時間続けて「近業」をしないということが大切なんだと、この本で学ばせていただきましたー!この本の中で

アメリカでは子どもの近視対策として、米国検眼協会が作成した「20-20-20」ルールを推奨しています。これは「20分継続して近くを見た後は、20フィート(およそ6m)以上離れたのもを、20秒眺める」という、近業を長時間続けさせないルールです。

と言っておりまして。これなら、スグできる!かなり意識してできそうな気がします!(この一文書いたら20秒6m先を眺めます!先生!)

最初から衝撃的な文章が続く本ですが、まだまだ…第4章にある『家族は見えなくなった「あなた」を支えてくれるのか?』『「失明による孤独」が、大きな経済損失を生む』この2つが特に印象に残ったところですね。

今は健康に過ごせていますが、ちょっと調子が悪いときだったとしても、いつも通りに家事をこなせない時があるし…失明ともなれば尚更のこと。私が家族に迷惑をかけたくないのはもちろんのこと、家族には健康に過ごして欲しいと強く思います。病気となれば、日本で言えば3割負担とは言えお金もかかる訳で。だからこそ、これからも妻として母として、家族に対して健康でいるためにできる限りのことは努力し続けますぞ!

それにしても、本の題名が「スマホ失明」ですけど…危機感ハンパないです。この本の事実を娘にどう伝えようか、ホント迷います。「この本読んで!」と言ったところで読みそうにないんで、読み聞かせでもするかな。『ある高校生に起こった悲劇』の部分に付箋貼って「ここからここまでは必ず読んで!」って渡そうかな…迷います。

スマホの使い過ぎで近視が悪化し、それが原因で失明する可能性…信じられないようなフレーズですが、最近の研究でわかってきたことであり、世界中の眼科医がこの恐れを共有しているとのこと。

…あぁ、この辺にしておいて、私は目を休ませます。是非ともコレを読んでくださったあなたも、この後は一度遠くを20秒ほど眺めてくださいまし。…あ…読書も近業ですね…気をつけよ。

目を休めた後にはコチラもご参考に!

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