読み終えてまず思ったこと。
著者の西野さんって、キングコングって漫才コンビだから肩書は「お笑い芸人」なのかもしれなですけど、本当は「起業家」なんじゃないの?と。
…いや、でも「絵本作家」でもあって。大きなくくりで「アーティスト」かな?かと言って、肩書は1つじゃなきゃいけないルールはないよなぁ、変なところにこだわっていた自分に気づいちゃった。恥ずかし。だからこそ、肩書がいくつもあるような西野さんの本を読んで、専業主婦である私には「いつ、誰が、何歳からでも、どんなことでも、挑戦していいんだよ」って言ってもらえてるような気がして、とにかく嬉しかったのです。
この本はビジネス本としてジャンル分けされてますが、ビジネスしてる人、これからビジネスに挑戦する人はもちろんのこそ、そんな線引きは関係なく、「行動を起こしたい人」「何かに迷っている人」にもピッタリな本かと!
この本だけでなく、西野さんのビジネス本からは「西野さんの圧倒的な行動力」をひしひしと感じます。ご自身の活動やたくさんの経験が述べられていて、しかも結果を出しているので、説得力がハンパない!それに、こんな生き方もあるのか!と西野さんの生き方に興味がブワワワーーーっと湧いてくる。その勢いでどんどん読み進めちゃうんですよね。西野さんは夢を語ってるけれど、実現のための道筋はロジカルに考えられる人だ…と尊敬します。
そして結局のところ、私が一番心が動いちゃったのは、あとがきなんです。
『ネガティブな過去が輝きはじめる。』って一節、最高過ぎやしませんか?
私たちは、今この瞬間に未来を変えることはできないけど、失敗や挫折は必ず過去となって、そのネガティブだった過去はポジティブに変えちゃうこともできる。言われてみればそうなんだけど…どうして今まで気づかなかったかね、私よ。未来を変えようとして変な無茶をするよりも、まずは考え方を変えて、過去に起きたネガティブを輝かせちゃうってことの方が手っ取り早いのかも。
そして。最後の最後の文章。
大丈夫。きっと上手くいくよ。コケたら起きればいい。踏み出そう。
ドキドキしてる?
ドキドキしてますよ!これから自分のやることが上手くいくような気がしてきて、ドキドキしてます!ずっと「トライアンドエラー」や「試行錯誤」って言葉が大好きだし、子どもらにも言ってます。なので、ずっとずっと、挑戦し続けたいし、学び続けたいなと思うのです。「失敗」を存在させないためには、失敗したところで終わらせなければいい。確かエジソンも「失敗なんじゃなくて、うまくいかなかった方法が分かっただけ」的なこと言ってますよね?コケたら起きて、踏み出す。で、またコケても起きればいい。西野さん、私は今超絶ドキドキしてます。これからもずっと、コケながら、ドキドキして、前に進みます!
ちなみに。
日本人会図書室の新刊の本棚で偶然出会った『夢と金』、その本の中で『革命のファンファーレ』を知り、そして最後に、この『魔法のコンパス』と、発売された順番とは逆の順番で、西野さんの本を読みました。以下、よろしければご参考に。