家族はチームだ もっと会話をしろ!齋藤孝のガツンと一発シリーズ第5巻*齋藤孝【日本人会図書室で借りて読んだ本】

シンガポール

日本人会図書室、子供図書室で何となく目に留まった本。我が子は小6娘と小2息子、いろいろ難しい時期に入っております…ってことで目に留まったのかも。出版社様よりスクショ。(PHP出版

齋藤孝さんの本は「不機嫌は罪である私の感想)」「語彙力こそが教養である」(共にKADOKAWA)を最近読みましたが、ガツンと一発シリーズは子供向けの本です。シリーズってことで12巻まで出ているようです。「勉強なんてカンタンだ!」「頭がよくなる必殺!読書術」「心をきたえる痛快!言いわけ禁止塾」「圧勝!受験なんてヘッチャラだ」「絶対うまく行く魔法のじゅもん「心・技・体」!」「ちょっとお金持ちになってみたい人、全員集合!」「最終指令ミッション!パッション!ハイテンション!」等あるようですが、言いわけ禁止塾、いいですね。言いわけ、しちゃうもんなぁ…ついつい言いわけ、言っちゃうもんなぁ。THE 煩悩だもんなぁ。

で、、読んだ「家族はチームだ!」ですが、齋藤先生はズバっとこうおっしゃっておりまして。

ぼくなりの狩りをしながら思ったのは、子どもというのは、「親に口答えをしちゃいかん!」という結論です。親に口答えをする権利は、子どもにはありません。

もし親に文句があるんだったら、「自分の金で食ってみろぉぉぉぉぉお!」とぼくは叫ぶ!

そりゃね、我慢してくれて口答えされなかったら親としては楽ですよね。ただ、私は食わしてやってんだ!って態度はしたくないなぁと個人的には思います。私の子供の頃を思い出してみると、口答えした覚えはあんまりないんだけど、食わせてもらってるとか考えたことはなく、かと言ってあまり感謝もできなかったなぁと思います。我が子にも、いずれ大人になったとき、親になったとき何かに気づいてくれればって思います。我が子が大人になるまでは教育を受けさせるのが、育てるのが私ら親の役目ってもんだし…お互いにチームなんだって意識できたら最高だと思います、それは大いに同意します。

どこか、小6娘を無理やりシンガポールに連れて来たってことが引っかかってる…ってのは正直あるわけで。大人になったとき、もちろん大人になる前でもいいんですけど、何かのタイミングで「シンガポールに行って良かった、自分の人生の中でプラスになった」って思える瞬間があったらいいな、と願っています。「自分の金で食うための何か」を今、学んでいるんだと思うので、たくましくいろんなものに立ち向かって欲しいと思います。理不尽な口答えさえしないでいただければ…

私は私の親の元に生まれたことを、とても幸せに思っています。それが運命だったのならば、本当にありがたいことだし、娘にはシンガポールに来る前に「こんな家族に生まれなければよかった」と号泣されたこともありますが…

ぼくが言いたいのは、もしも、親のやり方が気に食わなかったとしても、「自分で稼げるようになるまで、がまんしろ」ということ。それは、その家に生まれた運命なんだ。親の趣味には付き合うべきだ!かりに、自分は好きじゃなくてもだ。その家で食わせてもらっている以上は、キミたちには自己主張をする権利はないの。チームプレーをしなきゃならんのですよ。

これもなかなかバッサリ言ってくれるなぁと思います。これを読んだ子供の何割くらいがそうだなぁって同意するのか気になるところ。本に書いてあることが全て正解、という訳ではないことは分かりますが…でも「チームプレー」っていうのは賛成!大賛成!この響きは好き!家族みんなが「家族はチームだ!」って家族みんなが考えてくれたら最高だなぁと思います。

最初、小6娘にも読んで欲しいなぁと思っていましたが、なんとなく齋藤先生の考え方を押し付けちゃいそうな気がして…私は家族はチームなんだって考えてくれたらそれでいいし、それは本を読んでもらわなくても日々伝えていけばいいことで。あなたが大好きだよ、大切だよって伝え続けることが私たち親の役目でもあるかな、と。

さすが、子供向けの本なので挿絵も多く、文字も大き目。私は15分くらいで読み終わっちゃいました。子供向けの本ではありますが、親の立場で読んでもいろいろ考えさせられる本だな、と思いました。子育て本も何冊か読みましたが、やはり各家庭で正解は違うと思いますし、こんな考え方もあるんだなって、いろんな価値観をもつことが正解かな、私の当たり前は誰かの当たり前ではないし、私の当たり前を誰かに強要しちゃいけないな、と改めて思いました。

読書って知識を得るだけじゃない、教養が増えるだけじゃない、語彙力が増えるだけじゃない、新しい世界を見せてもらえたり、価値観の幅が広がって楽しい。さぁ、次はどんな本に出会えるか楽しみです!

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