「take out」は通じないのね…

上海

はじめての海外での生活で忘れられないエピソードをひとつ。

2018年のことだったので、コロナの心配もなく

元々海外旅行が大好きな両親が

「どんなところで生活するのか知りたいからー」と言って

私と子供が中国に移動する際に旅行がてら、一緒についてきてくれました。

(ちなみに、夫は1週間先に中国に移動しております。)

さて、マンションの部屋で過ごしていても何かトラブルがあれば

それはそれで心配な訳ですけども外での方が心配事が多い訳です。

上海について数日目、夫が職場の飲み会だったため、私と両親、子供とで過ごすことがありました。

でも、まだキッチンは道具も揃ってなくてうまく使えないし、

デリバリーも設定が完了していなくてできない。

そうなると、どこかで買うか食べるしかなくて。

で、ちょっと気になっていたお店があり

いつもなら大行列だったのですが、ランチはとっくに過ぎていて

かと言って夕食にはまだかなり時間がある、みたいなときに

よし!ここで持ち帰って部屋で食べよう!と心を決めました。

大都市上海、きっと簡単な英語が通じるだろうと思い

「take out, please」と思い切って一言いいました。

・・・・・・・?

(take outは違うみたいですね)

まさか、つ…通じない?

もう、どうしていいかわからん・・・

諦めてバイバイ!て言うか…

でも、この状況を何とかしなきゃいけないのは私。

私のどうしようもない英語でいろいろ試していると、

若い店員さんがスマホで検索してくれたようで

持ち帰りの容器をもって「これ?」というようなジェスチャーをしてくれて!

混雑時だったら、きっとこんな丁寧な対応してくれなかっただろうなーと今でも思います。

根気強く対応してくれたお店の方に本当に感謝しています。

で、持ち帰りたいってことが中国語で言えない私ではありましたが

「ご飯ありますか?」は中国語でどう言うか奇跡的に知っていた私。

恐る恐る中国語聞いてみると「有!有!有!」と笑顔で帰ってきた!

今考えてみれば、お持ち帰りしたいことが伝わったことよりも

自分の中国語が通じたことが嬉しかった瞬間です。

その後、何度かそのお店に伺ったのですが

私のことを覚えていてくれて、今日も持ち帰り?ご飯は必要ないよね、とか

値段をゆっくり言ってくれるとか、本当に優しくしてくれました。

いろんなマイナス要素を聞いていた中国ですが

本当に優しい人達の多い国でした。

ホント、何を思い出しても、また行きたくなる(住みたくなる)国です。

上海
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2度目の海外帯同はシンガポール ~piroko、上海に引き続きまた帯同するってよ~
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