大好きだった仕事を辞め、上海へ家族で帯同。
当時3歳、小2の子供らを連れてのこともあり、
「とにかく健康第一!元気に任務を終えて本帰国する!」
これを最大の目標に掲げました。
中国語が少しでも話せるようになるといいな、とか
そういうのももちろんありましたけどね。
それは、第一の目標に比べたら低い低―――い所に設定。
やっぱり母親として、家族の健康・体調管理が一番大事。それが私の任務といっても過言ではありません。
息子は生後4か月のときに川崎病になったことがあり、
まだ1年に1回経過観察の通院が必要な時期でした。
日本と同じような医療が受けられるの?とか言葉は大丈夫かな?とか
やっぱり日本への信頼が強すぎて…
でも、心配はなし!日系の病院は上海にたくさんありました。
とにかくお世話になったのはWellBeという会社。
病気やケガの際には、ここに連絡すると病院を紹介してくれて、必要なら予約も。
もちろん、24時間対応、すべて日本語で解決してくれます。
夫の会社がこことの契約がされていたからのようですが
今回シンガポールではWellBeにはお世話になれないようです…残念。
で、皮膚科にお世話になりたくて連絡したことがあって
皮膚科専門の先生となると、どうしても中国人医師、とのことでした。
しかも週に2回しか勤務しないということでしたが、お世話になりました。
でも、この時の看護婦さんが日本語とても上手!日系じゃなくても問題なしで解決してくれます。
その後、グリーンクリニックというところに常駐の皮膚科専門の日本人医師が来て
それからはずっとそちらにお世話になりました。
結果的に皆、健康で本帰国できたのですが
唯一ちょっと大事になってしまったのは、ふたつ。
ひとつは、息子の手のひらにできたイボ。
前述した中国人の皮膚科専門の中国人医師の病院でお世話になりました。
感染性のものってことで、レーザーで切り取る、と!
施術の時、親は処置室に入れなくて息子の鳴き声を廊下で聞いたのをよく覚えています。
施術自体はあっという間に終わりましたが、何日か傷口を濡らしてはいけないということで
なかなか気をつかう大変な数日でした。幼稚園もお休みしました。
経過は順調で、最終的に処方されたビタミンCの薬がとても美味しかったらしく
今になっても「あの薬、また飲みたいなー」と思い出して発言することも。
もうひとつは娘が猫に引っかかれた件。
海外渡航先に応じて、様々な予防接種を受けなければならないのですが
その代表的な予防接種のひとつ狂犬病ワクチンなのですが(詳しくはWikipediaにてどうぞ)
発症すると99.99%の確率で死亡する病気。
猫(特に飼われていない野良猫ちゃん)も心配であることは子供たちにも話してありました。
ちなみに私たちが住んでいたマンションには住み着いていた猫がたくさんいて
住民にも可愛がられている存在でした。
とある日のマンション敷地内、子供たちみんなで遊んでいて、保護者は保護者で集まっておしゃべり。
いつもの日常でしたが、私のところに娘が戻ってきたとき、明らかに娘の様子が違いました。
よくよく話を聞くと猫に引っかかれたと正直に話してくれました。
そしたら急に心配になったのか「私、死んじゃうの?」と大号泣。
毎度のWellBeにお世話になり、数回の注射を打って事なきを得ました。
娘は「犬より猫派」だったのですが、ちょっとこれが原因で
遠くから眺めるのはよくても、近寄られると怖がるようになってしまいました。仕方がない。
と、いうことで、私が1度インフルエンザに罹ってしまった、なんてこともありましたが
「健康第一」を目標に掲げたpiroko家、
特に娘は狂犬病の件以外ほとんど病院にお世話にならずに済みました。素晴らしい。
上海でのお友達の中には子供が2週間くらい入院、なんてこともあったし
もう10年近く上海で生活している大先輩の娘さんは
毎年インフルエンザの予防接種受けているのに、ほとんど毎年罹っちゃうとか
やっぱり健康が一番大事だなぁと改めて実感しました。
日本にいても海外にいても、健康第一。
またシンガポールも「とにかく健康第一!元気に任務を終えて本帰国する!」
これを目標に掲げたいと思います!